【2025年5月3日・4日】九重連山(星生山・久住山・中岳・白口岳・大船山)


メンバー CL:TOM、SL:よっちゃん、りゅうさん、あやちゃん、ノリキヨ、まいまい、yossy(記録) 計7名

コースタイム(天候)
1日目(晴れ)牧ノ戸峠登山口7:00→星生山9:00→九重山10:45→中岳11:55→白口岳13:15→法華院温泉山荘14:50(宿泊)
2日目(晴れ)法華院温泉山荘7:30→坊ガツル7:45→大船山9:30→北大船山10:15→法華院温泉山荘12:10→大曲登山口13:50 →牧ノ戸峠登山口14:25

九州5山遠征の3日目。
前日は阿蘇外輪山、九重連山の麓にあるヒコダイ公園キャンプ村のロッジで宿泊。
GWだが意外と空いており家族連れに持ってこいの穴場スポット。
夕陽も綺麗で長閑な高原が広がり、翌朝の九重連山の準備を整える。

九重初日
九重連山は、歴史ある法華院温泉山荘で1泊の予定。明朝、早めに駐車場(AM6:30)に向かうも既に駐車場は満車状態。
脇道に多くの車が駐車していたので、空いているスペースに駐車し一安心。計画では遅めのスタート(AM8:45)だったが、前倒ししたのは正解だった。

牧ノ戸登山口(AM7:05)からいよいよ 登山開始。近くに展望台があるため道は舗装されており、その先はいよいよ登山道。牧ノ戸峠からはほぼ樹林帯がなく、道も綺麗に整備されており、とても登りやすい。また、ルートも幾つかあり観光客・家族連れが多いのも頷ける。

展望台から15分ぐらいで1座目の沓掛山に到着(AM7:40)。ここから尾根沿いを緩く登っていく。火山口跡が連なる少し開けた分岐は星生山ルートと百名山の久住山ルートに別れる。久住山だけが目当ての人はほぼトラバース。少し急登を登り尾根沿いを少し進むと2座目の星生山に到着(AM9:00)。

朝方は薄い雲がかかっていたが山頂に着く頃にはほぼ快晴で最高の眺望。すぐ北側の麓に白い岩肌は噴煙こそ確認できなかったが活火山の噴火口地帯でその北側に由布岳、後ろには久住山が鎮座し、様々な山容に驚かされた。

星生山の先は緊張感ある岩稜帯の尾根を通り抜け、避難小屋の広場で休憩(AM9:50-10:15)。ここから少しザレた道を30分くらい登り百名山の3座目久住山に登頂(AM10:45)。やはり、観光客も含めて人が多い人気の山。九重連山では2番目に高い山で、九重の山々が見渡せる。また、南には阿蘇山、根子岳、祖母山など阿蘇くじゅう国立公園一帯を眺められる最高の景観。

九重連山の最高峰中岳も岩場が多い山で山頂は、本日一番の強風だった。(AM11:55)ここからの眺望は、坊ガツルという広大な湿原と草原のテント場が見渡せ、その広さに圧倒された。白口岳を経由(PM13:15)して、結構な急降下の尾根を下り、本日のお宿、法華院温泉山荘に到着(AM14:50)。

山宿を始めたのが1882年と歴史が長く、その前は天台宗の一大霊場だったそうだ。温泉は湯の花が咲く硫酸塩泉。石鹸は使えず浸かるだけだが疲れた体は癒される。(湯船は足を畳んで10名ぐらいで満員。21時までしか入れないので時間に注意。)

2日目
この日は、雲一つない快晴。大船山登頂後は下山行程だけのため、ゆっくりスタート(AM7:30)。坊ガツルのテン場を横切り大船山登山口へ(AM7:45)。前日の行路とは変わって林道が続き、山頂手前の岩場の険しさと綺麗な円が形成された噴火口の痕跡は自然の凄さを感じた。

九重の山容を眺めながら岩場を登ると大船山に登頂(AM9:30)。山頂からしか見えないもう一つの円形火口湖も神秘的で感慨深い。ミヤマキリシマの群生が有名らしいが開花には少し早すぎて観ることはできなかったので次の機会にお預け。

下山ルートは、宿泊した法華院温泉山荘を通り抜けて北千里ヶ浜へ。ここからの眺めは噴火口の近くということもあり、往路とは違った景色が広がり九重連山の裏側の一面を見た感じがした。三俣山と硫黄岳の鞍部(諏蛾守越)を越えると長者原の大駐車場、温泉施設が見え安堵する。

大曲登山口に出てからは2車線の車道の端を歩いて牧ノ戸峠へ戻るが、意外に距離がある上り道の上、車の往来も激しく、九重連山の中で一番危険を感じたルートであった。2日間とも最高の天気と最高の景色で九重連山を満喫でき、思い出に残る山行になりました。

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